雨雨雨

雨がやみません。

この前まで地面がカラカラで、そろそろトウモロコシに水やりしないとまずいかなぁくらいに思っていたのですが、

この雨で切り花に結構な被害が出そうです。

ビニルハウスが浸水してしまいました。幸い作業が遅れていたため、ヒマワリをまこうと思っていた2棟は作物が何も植わっておらず被害なしでした。

しかしながら、去年の秋の大雨でも浸水しなかったハウスが浸水してしまいました。

トルコギキョウを作っているハウスです。トルコギキョウは、今年の1月に種をまき最近ようやく蕾を付けたところでした。

播種から出荷まで半年かかるこの植物は、非常に繊細で栽培が難しい植物のひとつです。ちょっと水管理を間違えるだけで、茎が折れてしまったりします。

そんなハウスの中に大量の水が流れ込んできたので、当然かなり茎折れが出ます。

いろいろ忙しくて、すべてがうまく管理できていたわけではありませんが、1月から手間をかけてきた植物がダメになるのは、かなり心が折れます。

昨年秋の大雨の時点で、今ハウスがある場所は山からの水がたまりやすく、水の逃げ場がないところなので浸水しやすいことはわかっていたのですがきちんと対策ができていませんでした。対策をしなければならないことはわかっていたのですがユンボを使ったり結構お金も手間かかる作業になることが予想できていたので、今年は新しいハウス2棟を建設する方を優先しました。農業じゃなくてもそうかもしれませんが、忙しさにかまけて被害が出て初めてやっときゃよかったと思うことは多いです。やっときゃよかったとは思うけど、どう考えてもそんな余裕なかったなとも思います。もっと余裕を持った計画を立てる必要がありますが、収入のことを考えると余裕を持たせるのは怖いのです。最近、「儲かる農業」というセミナーの案内が来ましたが、儲ける前に時間に余裕があって普通の暮らしができる農業が第一目標かなと思います。

浸水したトルコギキョウのハウス。

分かりにくいですが水を吸い過ぎて茎折れしたトルコギキョウ。

トウモロコシは台風のときに結構倒れてしまいましたが、斜めになりつつも起き上がろうと頑張り、実も膨らませてくれています。

一昨日から収穫も始まり地元で販売しております。本日からBASEでも販売を受け付け始めました。

私はいろいろ凹んでいますが、植物は何があっても死ぬまであきらめず生きているなぁと感じます。

明日も雨の中、早朝からトウモロコシ収穫頑張るぞ!もう寝よ。

恒平

 

トルコギキョウ発芽

種をまいてから22日後。やっとトルコギキョウが発芽しました。

「トルコギキョウは発芽に適した温度では2週間もすれば発芽する」はずでした。
でも2週間過ぎても一向に発芽する気配は見えませんでした。
(温度が足りなかったのかもしれない)
(こりゃ失敗か!?)
と不安になって、実は追加で種を播き直した品種もあります。

 

でも無事、芽が出始めてほっとしています。発芽まで日数がかかったところをみると、温度は少し足りなかったのだと思います。

 

テッポウユリも16日後に発芽してきました。

ただの土にしかみえない種に、気をもみながら水をやり続けた日々…。芽が出ると水やり作業も少しやる気が出ます。

 

 

麻衣子

 

最近の鬼ごっこ事情

ビニルハウスの土中に埋めておいたサツマイモはうまく貯蔵できていて、少しずつ出荷しています。サツマイモは低温を嫌うので、袋詰め前も部屋の1番暖かい場所に鎮座しています。

サツマイモのほかにも、出荷前日は洗った野菜が家の中に広げられています。

 

ビニルハウスで電気が使えるようになるまではトルコギキョウの育苗も家の中でしていて、縁側の廊下は通り抜け不可。苗や野菜を蹴飛ばすとカミナリを落とされるし、子どもたちの鬼ごっこは断然鬼が有利な状況です。

 

麻衣子

 

トルコギキョウ播種

トルコギキョウの種をまき、苗づくりが始まりました。
トルコギキョウは光発芽種子なので種の上に土はかぶせません。ポトッと土の上に落としていくだけにします。光発芽種子でよく知られているのはレタスでしょうか。

 

トルコギキョウの種はとても小さく、1gあたり4万粒にもなります。そのため扱いやすいように種を粘土鉱物などでコーティングした“ペレット種子”が販売されています。
もしトルコギキョウの種がペレット加工されていなかったら…。想像するのも恐ろしいほど大変な播種作業になるでしょう!

 

3月下旬に畑に定植するので、真冬の育苗になります。農業用のホットカーペットの上に並べて暖をとっています。

トルコギキョウの育苗は初めてです。うまくいって、夏に花を咲かせてくれるでしょうか?!

 

麻衣子