ビニルハウス増設(Part7)

ビニルハウスの周囲に止水シートを埋めるための穴掘りが始まりました。
止水シートは、雨がたくさん降ったときに地下から水がビニルハウス内に入ってくるのをなるべく防ぐために取り付けます。切り花栽培において、花に与える水の量を調節することはとても重要です。

この農地は作土層の下に石がゴロゴロしているせいか、ショベルカーで掘っているとボロボロと土壌の断面が崩れてきます。
(ハウスが傾くんじゃないか?!)
と恐怖を覚えながら掘り進めています。

 

通りすがりの娘の同級生に、
「はなちゃんのおとうさんなにしてるん?」
と聞かれました。
「あれ、おもちゃやろ?」と、小さいショベルカーを指さして。
少年、おっちゃんはバカにされてもがんばるんだよ~

 

 

麻衣子

 

ビニルハウス増設(Part6)

筋交いの取り付けが終わったら、ビニペットなどの細かい部品を取り付けていきます。ビニペットはビニルハウスにビニールを張るときに、ビニールをパイプに留めるための部品です。

 

今回は冬にビニールを2重に張るための“内張り”部品を初めて取り付けます。気温が低下しすぎたときに稼働する加温機も導入します。これでストックが凍死することなく、年明けまで出荷ができると思います。

 

そして…
ついに最後の工程です!
ハウスの周囲に“止水シート”を埋めます。この穴掘りは小型のショベルカーをレンタルして行います。
祝杯を上げる日は近い?!

 

 

麻衣子

 

イモだらけの夕食

ある日の夕食。
・サトイモの唐揚げ
・サツマイモの素揚げ
・水炊き鍋の残り

 

揚げ物大好きな夫が作りました。どっちもとってもおいしかったです。
安納芋は貯蔵期間が長くなると焼いたときにべちゃっとした感じが強くなって、私はあまり好みではありませんでした。でも素揚げにすると止まらないおいしさ!
唐揚げ味のサトイモもなかなかいけます鶏の唐揚げに見えるけどサトイモ…という悲しさは感じてしまいますが。

 

サトイモは中心に親芋ができ、そのまわりに子芋ができます。一般に出荷されるのは子芋だけですが、親芋もおいしいので家で食べています。大きくて皮むきも楽です。どうして出荷されないのか、疑問です。

皮が毛むくじゃらで出荷調整がしにくいからなのか?
子芋より傷みやすいからなのか?
外見がおどろおどろしいからなのか?

 

わが家では親芋を食べきらないと次の子芋を出荷できないルールがあります。
おいしいけれど飽きてくるサトイモ。食べきれず、ただいま出荷休止中です。

 

 

麻衣子

 

ホウレンソウ出荷

ホウレンソウ出荷中です。今年は空いているビニルハウスで栽培しています。
去年は露地で栽培していて、収穫途中、ヒヨドリの襲撃にあって食べつくされてしまいました。ビニルハウスで栽培する方が天候による影響も受けにくく、また、少し気温が下がってからでも発芽するので播種時期を遅らせることができます。

 

ホウレンソウは耐寒性が強く、気温が下がるほど甘みが増します。ビニルハウス栽培の場合も、ある程度成長したら夜も開け放しにして寒気にさらします。

 

でも甘みの乗りはいまひとつです。まだ株が若いせいかなと思っていますが。
そして悩みの種が、ホウレンソウの葉の泥汚れです。

 

ビニルハウスの天井から結露した水滴が“ボタ落ち”してしまい、泥水が葉に跳ねてしまっているせいです。この汚れはとてもガンコで、水で洗っても取れません。汚れがひどいものは出荷できないので家でせっせと食べています。
どこまでの汚れを許容範囲として出荷するかは夫婦でバトルになりました。

 

水滴が落ちてくるのはビニルハウスの天井に走る3本の直管パイプのところからなので、その下の土にマルチをするなどの対策を取っておかなければなりませんでした。

 

 

麻衣子

 

ヤギの出勤

ヤギのド―ドン、出勤時の動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=fx5wxsaMCoU&feature=youtu.be

冬は食べてもらう雑草がなくなってしまうのですが、最近は、竹林を開墾した場所が荒れてきていたので生えている植物を食べてきれいにしてもらっています。

 

ヒトの背中は踏み台ぐらいにしか思ってない…。
ヤギもイヌみたいにうれしいときにはしっぽを振ります。

 

 

麻衣子

 

テッポウユリ播種

トルコギキョウに続いてテッポウユリの播種が始まりました。
トルコギキョウの種はとても小さいと紹介しましたが、テッポウユリの種はとても大きいです。

まるでペラペラのコーンフレーク!

 

ビニルハウスで電気が使えるようになったので、家においていたトルコギキョウもビニルハウスに移しました。

 

こども園から帰ってきた息子は、「トルコギキョウのハウスどこ行ったん?」
私:「もうハウスに持っていったよ」
息子:「ハウスにハウス入れてるん?グフフ」
と、謎の笑みを浮かべていました。

 

テッポウユリの育苗も今年が初めてです。お盆とお彼岸の出荷までうまくもっていけるでしょうか。

 

 

麻衣子

 

ビニルハウス増設(Part5) 穴掘り

次は妻面(出入口になる面)に柱を立てます。
穴を掘って柱を埋め、アーチパイプと接続します。

 

その次は筋交い(すじかい)を取り付けます。筋交いは台風などの強風でビニルハウスが押しつぶされないように、ビニルハウスの強度を高めるために取り付けます。
まず穴を掘ります。そしてまっすぐなパイプを2人で曲げながら、ビニルハウスの内側から外側に力が加わるように筋交いを作っていきます。
下の写真で斜めに取り付けられているパイプが筋交いです。なんとなくビニルハウスの強度が高まった感じがわかるでしょうか??

 

30mのビニルハウスでは筋交いは12本取り付けます。
筋交いの穴掘りと、妻面の柱の穴掘りは、ビニルハウス2棟で合計42か所。
これだけ掘ると穴掘りも上手になり、美しい穴が掘れるようになりました。(涙)

 

 

麻衣子

 

最近の鬼ごっこ事情

ビニルハウスの土中に埋めておいたサツマイモはうまく貯蔵できていて、少しずつ出荷しています。サツマイモは低温を嫌うので、袋詰め前も部屋の1番暖かい場所に鎮座しています。

サツマイモのほかにも、出荷前日は洗った野菜が家の中に広げられています。

 

ビニルハウスで電気が使えるようになるまではトルコギキョウの育苗も家の中でしていて、縁側の廊下は通り抜け不可。苗や野菜を蹴飛ばすとカミナリを落とされるし、子どもたちの鬼ごっこは断然鬼が有利な状況です。

 

麻衣子

 

トルコギキョウ播種

トルコギキョウの種をまき、苗づくりが始まりました。
トルコギキョウは光発芽種子なので種の上に土はかぶせません。ポトッと土の上に落としていくだけにします。光発芽種子でよく知られているのはレタスでしょうか。

 

トルコギキョウの種はとても小さく、1gあたり4万粒にもなります。そのため扱いやすいように種を粘土鉱物などでコーティングした“ペレット種子”が販売されています。
もしトルコギキョウの種がペレット加工されていなかったら…。想像するのも恐ろしいほど大変な播種作業になるでしょう!

 

3月下旬に畑に定植するので、真冬の育苗になります。農業用のホットカーペットの上に並べて暖をとっています。

トルコギキョウの育苗は初めてです。うまくいって、夏に花を咲かせてくれるでしょうか?!

 

麻衣子

 

ビニルハウス増設(Part4)

アーチパイプをすべて土に差し込み終わったら、“直管パイプ”を通して隣り合ったアーチパイプをつないでいきます。

 

直管パイプは7本あります。アーチパイプが地面に対して垂直に立つように微調整しながら通していきます。

 

今回は30mハウス2棟を建てます。雪がドカッと積もってしまうと困るので、ここまでの工程を急いで2棟分終わらせました。

ビニルハウスのだいたいの形ができたように見えますが、まだ完成は遠いです。
これからひたすら掘ります…。

麻衣子