アーチパイプの土の中への差し込みがスムーズに進んだのは、最初の1/3くらいでした。途中から、深さ30cmくらいの土中から石が出てくることが多くなり、石を掘り出してからでないとパイプの差し込みができなくなりました。アーチパイプは深さ約45cmまで差し込まなければなりません。
石を掘り出すために穴を掘ってしまうと、アーチパイプを埋め込んでもぐらぐらしてしまったり深く埋まりすぎたりしてしまいます。アーチパイプはビニルハウスの土台になるので、大きな穴を掘るのはなるべく避けたいところです。
でも、この“石の層“があるということはこれから作物を作る上でとてもありがたいことです。ここの畑は水はけがいいと感じてはいましたが、石がゴロゴロ出てきたことでさらに排水性の良さに期待が高まりました。
土を深く掘り進めてみると、その土壌の性質を知る手がかりがみつかることがあります。ビニルハウス建設の最後の工程で深さ約50cmまでハウス周囲をぐるりと掘るので、土壌の断面を見るのが楽しみです。
ちなみに、石を掘り出すときに便利なのが写真の鉄の棒です。
重くて先がとがっているシンプルな道具ですが、これさえあればこんな巨大な石でも人力で掘り出せます。
麻衣子